13,『①20年来の首と頭の症状 /②15年来の膝の痛み 』(①歩くと首が左右に振れる ②正座ができない)

この患者様、歩くと首が左右に振れてしまう症状をずっと悩んでの来院でした。
原因は20年前に野球のボールを後頭部にぶつけた事でした。ボールをぶつけてからずっとその様な症状に悩まされ、鍼や整体など様々な施術を試したのですが、よくならなかったそうです。

触診してみますと、頭の骨の中にある「蝶形骨(ちょうけいこつ)」という骨が大きくズレてその症状が出ている様でした。
初回の施術は蝶形骨のみに集中させました。
2回目、2週間後に来て頂いた時、歩いている時の首の振れをあまり感じなくなったそうです。2回目の施術も蝶形骨のみに集中させました。
3回目、2週間後に来院頂いた時は、さらに症状が改善してきていました。3回目の治療は仙骨全体を軽くほぐしたのですが、内在していた背骨全体のズレが大きく出てきました。 その為、蝶形骨と仙骨全体をもう1度調整しました。その調整により背骨がほぼ正常な位置に戻りました。この3回目の施術によって、本人が感じる症状がなくなったので施術は終了しましたが、煩っていた期間が長いため、念のため1ヶ月後に来院頂きました。
4回目も改善した症状に問題はなかったので終了。念のため、ここ1年くらいは様子を見るために月1回くらいの来院をお勧めしました。

この劇的な症状改善を見たその患者様のお母さんが、15年くらい正座ができない、膝が曲がらないという症状でご相談にきました。
お母さんの方は娘さんとは違って仙骨がかなり大きく歪んでいました。施術期間と回数もかなりかかりそうだったので、その旨お伝えしました。現在、6回目を施術中ですが、膝が曲がる様になってきました。