4/2 心静かに

皆様こんにちは。藤森です。

人生には荒波がつきものですが、全世界の人々が同時にその荒波に直面する事は、非常に稀な事であると思います。

全人類が直面している「新型コロナウイルス」の脅威は、ある意味で地球人類全体を一つにまとめつつあると感じます。

私達地球人類は、心静かに自らを省みる時に来たのだと思います。

今までの様な「消費する事」を「善」ととらえてきた価値観を大転換する時に来ているのだと感じます。つまり、「消費を最小限に抑える事」を「善」とする価値観です。この様な価値観は江戸時代の日本では当たり前でした。

30年前、「清貧の思想」という本がベストセラーになりました。そこには、「虚飾を捨て、安らかな心を重んじ、身の丈にあった清楚な生活をする」という事がどの様な事なのかが書記されています。

実は、この思想こそ、新しい時代への幕開けとなる宇宙に通用する価値観であると私は感じています。私自身48年間生かされてきましたが、必要以上の消費は出来るだけしない様に心掛けてきました。しかしながら、十分ではなかったと思います。

経済、経済と叫んでみても、何か虚しい空気感が常に漂います。それは、地球の資源を無駄に浪費してしまっているので、心の奥底では皆、これではいけないと思っているからだと思います。

これからは経済的な成功だけではなく、むしろ、貧しくとも安らかな心を得られ、清楚な生活をしている方が本当の成功者だという価値観をもって、人類全体が歩みださなければならない時期にきているのかも知れません。

それが、人類に与えられた新型コロナの真相なのではないかと、自らの反省をふまえて思いました。